霞城公園の初冬・・・枯れた葉は ・・・みのむしさん?
華やかな桜・深緑・紅葉といつも違う表情を見せてくれる霞城公園もいよいよ初冬のたたずまい。
数日前に金色の木だった西門のいちょうもすべての葉っぱを落としてひっそりと立っています。
11月18日の紅葉はこちら
散歩道もほとんどの葉っぱが落ちて、かわいい実がぷらんぷらんと風に揺れています。
ユリノキにも沢山の造花のような種のからがついています。
公園のあちこちで、雪囲いをしています。
東大手門も訪れる人もなく、ひっそりとたたずんでいます。
今日の目的は、パッチワークのお仲間のSさんの習字の作品展が、山形美術展で開かれているので、見に行くのです。
美術館の前の広場も落葉し切って寂しいたたずまい。
Sさんは、もう常任理事だそうですから、作品も立派で大きい。すばらしい迫力もあります。
でもぅ~、たしなみのないママンは何を書いてあるのかも分かりませんでした。
御本人の名前もその道のお名前になっています。(ママン達もお花の時はそういった名前で出しますが)
こんな時は、詳しい方と一緒でなければだめですね、都合で一人で行きましたから。
せめて、何という字が書いてあるか分かると、漢詩にもぐっと近づくのですが~~
(ごめんなさい、自分の無学を棚に上げて!!)
美術館の喫茶店でコーヒーを飲んで、ゆっくり景色を見て、それから庭に出ました。
いつかびっくりする実を見せてくれたコブシが早や春支度をととのえてたたずんでいました。
おお~~みのむしさん?
自然の営みはすごい!!
この芸術的なこと!! ( イヌシデ雌花花序)
ここで、写真を撮っていたら、お散歩の方が 何しているの?と話しかけてきました。
かわいいでしょう~なんて言いましたら、んだね~と言って立ち止まりました。
お散歩ですか?と問いかけましたら、
<今日は風邪気味で、週4回行っているプールには行かずに歩いているといいます。
それから、とうとつに彼女の82年の人生を語り始めました。
42歳で夫を亡くし、女手一つで二人の子供を育て上げ、娘には子供がなく、息子の妻は40代で身半分不随となり、寝たきりで、息子が看病しながら子供達を育て上げ、ゆえに、御本人は誰にも迷惑をかけず過ごし、これからも、長く働いて来たので年金が沢山貰えるので、長生きして、お金を息子さんにあげたいんですって。
つやつやしたお顔、覇気のある語り、82歳とは思えない足取り。
でも、一人暮らしは寂しい~~などと、<せきらら>に話し終えて、またいつかお逢いしましょう~~と去って行きました。
うう~~ん なんともお見事な方ですね~
約30分ばかりお話なさいましたね。
さ~気を取り直して?…帰りましょう。
メタセコイアの落葉・・・
いちょうの木の下のぎんなん・・・・
霞城公園を西から南・東・北へぬけてひとまわり。
季節の巡るのがあまりに早い・・・・・ですね。
我が家のリョウブの実、マクロで写すとこんなにかわいい形の実なんですね~~
花はこちら
この記事へのコメント
さりげない会話のなかにあるきびしい暮らし、きっぱりとした姿勢の美しさ、いい方とのめぐりあいでした。
落ち葉、そろぞれきれいですね。
ここに何があってさ、あそこにこんな木があったっけか?って 思い出せるほどになりました(^O^)ウソーっぴ。
静かな佇まいの霞城も落ち葉もなかなかいいですね(^O^)
問わず語りのお喋りも・・そう、きいて上げる事がいいのですよね。お寂しくても誰かに聞いて貰う機会もないでしょうし、関係ない誰かでもきっとお気持ちはぬくぬくとなられたのではないでしょうか・・ママンだば 私も話をしたくなるわね~きっと。
今日こちらはジャンジャン雪です。市博物館でお友達と(東京)待ち合わせ、博多のホテルからシーサイドを廻るバスでいらっしゃる予定。私もそろそろ参りましょうε=ε=┏( ・_・)┛
冬らしく静かな佇まいですね。
暖かい季節には沢山の方が訪れるのでしょうか?
最近はお年を召された方でもシャキっとした肩が大勢いらっしゃいますね。
私もそんな中の一人になれたらと心がけてはいるんですが・・・・
又の機会があったらいいですね。
メタセコイアの落葉のシャキっとした姿に82歳の方が重なって見えます。
あっという間に初冬の風景です。
ゆっくり散策すると、色いろなものに出会います。
人も高齢化のなかで、しっかりと生きなければならないんですね~
親として子として、自立しながら・・・・
雪が降る前の落ち葉には惹かれますね。
こんばんわ。
ママンはそうなりたいと思っています。
ブログを始めてからは随分歩きましたので、少しは詳しくなりました。
まだまだnobaraさんんの雑草系を学んで、強くなりたいですよぅ。
ね~こちらがのんびりしているのをすばやく感じたのではないんでしょうか。
お顔がとてもきれいで、年齢には見えません、ママンもこの方になにか惹かれるものを感じましたから…。
ええっつ、雪ですか?
こちらはちらちらですが…九州でも降るんですね~(-_-;)
ありがとうございます。
霞城公園はお城がありませんので、桜がメインで、その季節は大変にぎやかで、1500本の桜が見ものです。
古い木が多く、お堀に垂れ下がる桜の枝の美しさはすばらしいんですよ。
それにつけても、松本城…今でも目に浮かびます。
本当にりっぱですね。
そうですね、歳にさからわず、ああして出来る事を一生懸命しているのを拝見すると、勇気をもらいます。
メタセコイアは真っ直ぐ涼やかに成長しますね、ほんと、そうですね。
完全に芸術的オブジェと言うか、まさしく職人技です。はじめて
うちの彼を連れてった時、感心しまくっていました。同じように
私から見ると、大きくなりすぎても倒すでもなく、全く無造作に
真ん中あたりから単にちょん切った木は、見るに忍びないです。
こちらでは結構見かけるので、悲しくなります。日本ならではの
自然への畏敬の念、脈々と続く伝統技は素晴らしいですね。
展示会ご案内状を頂くのですが、イマイチ~興味が
字の上手な人、尊敬します。鑑賞後の
82歳の方、ママンさんに聴いてもらって気分もスッキリしたでしょうね~♪
こちらでも湖畔のコブシの冬芽が白くなっていて、驚きました。
今からしっかり春の準備なんですね。
そうですね。実用だけでなく美というものをも兼ね持つということは、日本の素晴らしさですね。なくさないように、大事にしたいですね。
日本の庭も大分変わってきているようです・・・
特に個々の家庭では、日本庭園風は激減しているそうです。
さすが、日本を離れている方のほうがそういうことには敏感かもしれませんね。
Sさんは、その他にもダンス、グランドゴルフとすばらしいんです。
ね~まね出来ませんね。しかも75歳です。
ママンもよっこら、後を追いかけて頑張らなくては。。。といつも元気を戴きます。
お話をお聞きして、苦労って色々な形があるんだなぁ~って思いますね。
そうですね~なんにも無くなった様な自然の中でもしっかり春に備えているんですね~
桜もちゃんと芽をつけていますね~
そうなると、ほとんど、行かなくなってしまいますが、今年はぜひ何回か行って、新しい発見をしたいものです。
堅いつぼみたち、けなげですね~
べべコママさんでした~~ごめんなさい!!
表面に出す方出さない方といろいろでしょうが 皆さん頑張り屋さんです。
母は強いんですね
そうですね、今のように若い方の方が生き方が複雑になったり、病気にかかったりすると、親とてのんきにしていられなくなります。
それにもまして、自分の老化もひたひたと押し寄せてきて・・・。
頑張るしかないって言っていました。
そして、ママンも同感です。